表題の映画「道」は1986年に公開ですが、ちょうど私が一人暮らしを始めた1988年以降に、家でビデオを見るためにレンタルビデオ店で借りてきて観た映画です。当時はサラリーマンでしたが、一人なので部屋にいる時はひまだったのでビデオを借りまくっていました。もちろん自分の好きなちょっと暗めの人間模様ものか、香港やアメリカの格闘ものやドタバタなどの娯楽ものが中心でした。
主演は仲代達矢で、トラックの運転手だったと思います。設定では彼は妻がいるのに、仕事先かなにかで知り合った若い女性と恋に落ちてしまうような、シンプルな設定だったと思います。若い女性役は藤谷美和子でした。
ここはあらすじを掲載するためのサイトではないので、これ以上は記載しませんが、かなり昔に一度だけ観たので、記憶のほうも定かではありません。
たしか当時のビデオのケースにも書かれていましたが、この映画はフランスの映画のリメイクだそうで、音楽もそのような物悲しいヨーロッパ的なメロディーが終始流れていたのをおぼえています。哀愁のある曲好きな私なので、そのせいで印象に残っているのかもしれません。
でも観ているうちに、シンプルな内容なのに見入ってしまいました。
この映画はDVDにリメイクしたものは発売されていないようで、少し前にAmazonでは中古ビデオがかなり高価な値段で売りに出されていました。多分ほとんど出回っていないのだと思います。この記事を掲載するために先程同様にAmazonを見たら、すでにそのビデオの販売もされていないようでした。
私は学生時代に少しだけかじっただけの事実上ど素人ですが、この映画に見入ってしまったもう一つの大きな理由は、音楽だけでなく、演出、配役、演技などの素晴らしさもあるのかも、と思いました。